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<Category20-037 / 2009.3.1> 前回、2009年度の予算案に計上された旧市立図書館と公民館の耐震診断調査費について云々する前に、小南武一が残した建築を見直してみたいと書いた。私は現存しないものを含めて11の建築を取り上げ、現存するものについては、これらの建物が本当に耐震補強が必要なのかを考え、最後に上の耐震診断調査費について話を進めてみたいと思っていた。 そんな矢先の先月27日、函館在住の二人の方から同日の北海道新聞朝刊記事が送られて来た。それを読んで、市役所というところは、本当に学習しない所だと痛感し、滅茶苦茶なことを懲りずに繰り返すことに呆れ果ててしまった。 その記事によると、26日に開いた景観審議会で弥生小正面玄関部分の外壁保存について説明があり、建築当時の外観を復元するため、表面の洗い出し仕上げなどを行うなどと書かれていた。また剥ぎ取った部分の裏側に鉄骨を組んで新築する建物とは切り離すという、最も安直で無格好な方法が改めて示されていた。 (函館以外の読者への補足 : 自分たちがやっていることに自信があれば住民にきちんと説明すれば良いものを、この市はお抱え景観審議会を通して、そのまたお抱え新聞を通して結果だけを市民に伝えるのである) 前にこの弥生坂側の主玄関部分と東坂側の児童用出入り口部分に大掛かりな足場が架けられたことを書いた。そして、この曲面部分を剥ぎ取るためと思われるコアサンプル採取の目的に言及したが、同時にそれはその目的のためには余りに大掛かりな足場工事と、採取サンプルから取得できる構造情報の重要度の低さから、茶番的演出ではないかと推測した。 小南武一の建築を取り上げると書いたが、先に結論を書いておこうと思う。 旧市立図書館と公民館の耐震診断調査は旧西警察署と旧丸井今井デパートの耐震診断調査に係わった人間が絡んでいて、弥生小学校の既存曲面壁の復元手法は旧西警察署のものが使われるであろうと推測できる。そして弥生小学校を壊そうとしているのはこの3月に定年退職する市教委幹部であることをもう一度付け加えておきたい。 以下に過去に書いた耐震診断関係の記事にリンクを貼っておくので、読み直していただけたらと思う。 2008.5.28 「耐震診断結果を読み解く」 2008.5.30 「続 ・ 耐震診断結果を読み解く」 2008.6.02 「続 ・ 耐震診断結果を読み解く-解体・新築の既定化」 2008.6.04 「続・耐震診断結果を読み解く-まとめ」 2008.7.10 「もう一つの耐震診断」 2008.7.18 「耐震診断をしたのはどこか」 2008.8.20 「第2回住民説明会を前にして-耐震診断結果の真偽」 2008.8.25 「自らが招いたほころび」 2009.2.17 「仮面の告白」 今回のテーマである近況報告が最後になったが、私は上の市教委幹部が定年退職するまでに、このブログを完成させて幾つかの組織に提出する作業と、このブログをホームページにまとめる作業に取り組んでいることをお伝えしておく。
by yayoizaka
| 2009-03-01 16:13
| 20. 不条理
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