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私はこのブログの名称を「函館・弥生小学校の保存を考える」とした。発起人として有名人を集めてはいない。趣意書を高らかに掲げて保存の意義を唱えることもしない。まして、保存を訴えるとか、保存を願うとか、保存すべきとか、そんな感傷的で、感情的で、攻撃的な表現も使わない。私がここに書くのはただ事実だけである。函館の住人ではない私にできることは、まだ人が寝ている早朝に、伝えなければならないと思うことをただ書くだけである。函館の人たちが危機感をもってこの問題と取り組むための、拠り所としての資料作りをするだけである。 これまでに多くの保存が函館市民の有志の手で行われ、多くの貴重な先人の残した財産を守ることができたと思う。そしてその有志達は自分たちが培ったノウハウを以って、この保存に取り組むのだろう。しかし私が考えていることは、これまでの単体の建築保存とは異なり、この建築が回りに持つ環境(自然・精神・歴史すべて)、背景、また、これが一番重要なのだが、函館市にとって、未来へ向けた「不変的な解」を、この「保存」を「継承」という言葉に置き換えて考えなければならない、この建築がその問題を秘めていることである。この建築は函館の行く末を決める重要な指標なのである。先人の残した遺産に胡坐をかいた今のこの街の未来を危惧して止まない。壊してはならないものが、突然風景の中から消えるのをこれ以上見たくはない。
by yayoizaka
| 2008-03-28 19:01
| 15. エピローグ
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