カテゴリ
01. プロローグ 02. 目 次 03. 背景・保存・再生 04. 大火復興 05. 古写真・絵葉書 06. 近況写真 07. 伝統的建造物 08. 景観形成地域 09. 小南武一 10. 工手学校 11. 曽禰・中條 12. 辰野金吾 13. ゆかりの人々 14. 函館市情報 15. エピローグ 16. 後 記 17. 参考資料 18. ご意見 19. 四方雑話 20. 不条理 21. 街の記憶 22.弥生小学校再考 23.弥生小学校を考える タグ
本文(82)
Category19(62) Category20(51) 弥生小学校再考(34) Category21(15) essay bibliophobia(5) You Tube(3) 弥生小学校を考える(2) 著作権について
本ブログの記事・写真等の無断転載、無断コピーなどはお断りします。
これは本ブログの掲載にご協力頂いている方々の著作権を守るためです。 尚、私個人が所有するものについては、私的利用の範囲内に限り許可しますが、 その際はyayoizakaまで御連絡ください。 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
<Category19-018 / 2008.5.9> 今日から掲載を開始する弥生小学校の建物探訪に是非ともお付き合い願いたい。 また今日から、このブログが掲げる「考える」というテーマに、改めて踏み込んで行きたいと思っている。 先ずは弥生小学校内部の建物探訪を2回に分けて掲載し、続いて弥生小学校外部の建物探訪、そして最後に旧丸井今井呉服店・旧函館西警察署など、この弥生小と同類の力が働いているように思える問題を取り上げてみたいと考えている。 写真は函館市立弥生小学校サンキュー会(昭和39年卒)の2007年6月16日付・同期会記念CDより抜粋したものである。このCDは先月行った現地調査の折に、函館の友人の一人からお借りしたもので、その時に撮影した外観写真は調査直後まとめて掲載してあるが、この内部写真の方は少し掲載時期をずらそうと思いながら今日に経った。掲載時期をずらしたのにはもう一つ理由があって、外観写真もこれに続いて何回かに分けて改めて掲載するつもりだが、近況写真としての意味とは別に、もう一つの違う目的でこれらの写真を使えないかと考えていたためである。つまりこの建物探訪を通して、この建物の構造を見て考えていきたいと思っている訳である。 耐震強度が足りないと結果だけを告げられると、それだけで、自分たちには分からないから何も言えないと、つい尻込みしてしまう。これこそ行政の常套手段で、このたびの耐震偽装問題でも一番の問題は行政側の欠陥と審査能力の欠如であったにも係わらず、そして、行政側こそを改善・改革しなければならなかったのに、問題をすり替え迷路に誘い込み、問題を改善するどころかより複雑にして自分たちの逃げ道だけは作った行政機関の末端が示す資料などに、どれだけの構造的信憑性があるのか甚だ疑わしいと私は考えている。 そこで、分からないから尻込みするのではなく、分からないなら調べてみよう、本当にそうなのかという疑問を持って始めから考えてみようではないかという訳である。 子供たちの安全のために新校舎を建設するのだという筋書きだけが先行して既に出来上がっている。一見正論に聞こえるが、もし耐震強度不足が調査の結果明らかで、その結果を受けて子供たちの安全を第一と考えるならば、直ちにこの建物の使用を中止して、子供たちに別な安全な場所で授業を受けさせることを速やかに実行するのが道理と思う。 地震が起きたら壊れると診断しておきながら、その同じ校舎が1年間は安全というのでは筋が通らない。危険性より自分たちが立てた建設スケジュールの方が優先されるというのならそのように説明すればよい。そして市民はこのような縦割りで無責任な論理を何も考えずにただ黙って受け入れるだけでいいのだろうか。 私の手許にある説明会配布資料(耐震診断)だけでこの建物の耐震強度を云々したり、タイトルに示した「構造を考える」などと言って文章を書き進むことにはいささか無理がある。それを承知でこの内容の掲載を開始するのは、掲載順序からしても余り後回しにできない内容であること、読者が最も知りたい内容の一つであること、そして時間を要する内容であると思うからである。 但し、常に記事の修正をはかりながら書き進むという前提条件を付けた上で、取り敢えず掲載に踏み切ったことを申し添えておく。 <写真のキャプションはお借りしたデータの記載をそのまま使用した> 職員室前廊下・正面給食室 <廊下方向の柱の間隔が小さく、柱をつなぐ梁はアーチになっている yayoizaka> 北側廊下1階 ピンクに変身した北側廊下2年前 足を洗った思い出の人造石流し台 <左官仕事によるテラゾーで作られた流し台が面白い yayoizaka> 永坂歯科寄贈の歯治療台 <まさに生きた教材!歴史や伝統はこんな環境の中で育まれる yayoizaka> 資料室校章原型 S31大運動会1800人西校グラウント <屋上が使われていた頃.子供たちの心が育つような気がする yayoizaka> 旧音楽室前 <学校全体が美術館 yayoizaka> 最上階階段室 現美術室 <廊下のアーチと異なり、室内の梁にはハンチがついている yayoizaka> お宝満載の現美術室 備品もそのままの教室前廊下 <建物角の曲面部分だろう、梁の交差をアーチでうまく処理している yayoizaka> 元1組当時最先端のスピーカー健在 <新しくなくても、子供は想像力の中でたくましく育つ yayoizaka>
by yayoizaka
| 2008-05-09 08:26
| 19. 四方雑話
|
ファン申請 |
||