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弥生小学校のリノベーション説明会と懇話会から1週間が経過した。 その内容をその日の内に掲載したブログで大体の様子は知ることができたが、直接電話でその時とその後の様子などを確かめたりしているうちにあっという間に1週間が過ぎた。 1週間というのはちょうどいい時間のスケールで、考えるにしても、動向や状況を見るにしても、より客観的な判断ができるように思う。 昨日、1週間目にして元町倶楽部代表の見解もブログ上で確認できたので、大体現地からの情報は出揃ったというところだろう。 リノベーション説明会で講師をされた川島智生氏(神戸女学院大学講師・建築史)とも電話でお話しすることが出来たし、近い内にお会いする算段もついたところで、少し次のステップに向けての整理をしておこうと思う。 ■ 7月3日の川島氏と市長及び市教委・都市建設課幹部との懇談、7月4日の住民へのリノベーション説明会と住民との懇話会後の動向について ■ 「弥生小学校を考える会」に対して、設計図面の説明をしたい旨の打診が市教育委員会より行なわれた。 ■ 「弥生小学校を考える会」に対して、直接会って話をしたい旨の打診が西尾市長より行なわれた。 ■ 「弥生小学校を考える会」は、函館市長宛に提出する「弥生小学校校舎保存に関する署名」を募って、各家を回っている。 ■ 「北海道新聞」が記事掲載の準備に着手している。 ■ 小南武一作品展中止について ■ 函館で九月に計画されていた小南武一作品展が何処かからの圧力により中止になった。 ■ 重要文化財的価値について ■ 弥生小学校が重要文化財に登録可能だということで、川島智生氏(神戸女学院大学講師・建築史)と私の見解が一致した。 ■ 弥生小学校の耐震性について ■ 大正13年から昭和14年までの鉄筋コンクリート造建築は、今のものより頑丈に出来ていると言う具体的な助言を川島氏からいただき、以前に本ブログで示した「耐震診断に関する所見」に確信を持った。 ■ 川島氏との同席は叶わなかったが、西澤英和氏(関西大学准教授・建築保存工学)の構造的見解を拝読し、上に同じく本ブログで示した「耐震診断に関する所見」に確信を持った。 ■ 函館市の耐震診断調査報告書によると、全ての地中梁の補強が必要とされていて、本ブログの所見でもその根拠が疑わしいとしたが、現在函館市はこれに関連して、脆弱地盤に対して杭が施行されてないことが問題だとしている。 ■ 当該建物周辺に建設された鉄筋コンクリート造の建物の支持方法、及び十勝沖地震の被害状況等を勘案しても、弥生小学校の地盤を脆弱とする根拠は見当たらず、また、他の復興小学校に於いて杭を採用している事例が存在することから、弥生小学校に於いては杭の必要性を認めなかったことは明らかである。 ■ 以上より、現状地盤が地耐力不足とする地盤調査結果の公開請求をかけるべきと思われる。 ■ 耐力度調査は建替えの補助金をもらうための資料 ■ 補強しても耐震性の改善が期待できない古い学校建物について、国は建築費用を補助することで、地方自治体に建直しを促し、学校施設全体の耐震性の底上げを図っていて、耐力度調査はこの補助金制度の対象になるかを調べるためのものである。 ■ この補助金を得るために、耐震強度不足を強調するために経年指数を低くすることで、保有耐力を計算しないで済ませている可能性が出てきた。 ■ そうすると、本ブログが指摘する耐震診断調査結果捏造疑惑が紛れもない事実なら、補助金審査資料を偽造して国から補助金を詐取しようとしていることになる。 つまり、地方自治体の私文書偽造による国の補助金不正受給行為が疑われることになる。 ■ 勿論、補助金申請をしていないのなら別だが、逆に財政窮迫の函館市が補助金申請なしにことを進めているとしたら、今度は税金の不正支出の疑いが出てくる。 ■ 新たなデータ捏造の指摘 ■ 西澤英和氏(関西大学准教授・建築保存工学)を中心に複数の構造専門家が弥生小学校校舎耐震調査報告書の検討を行なった結果、本ブログでも以前に指摘した「建物の形状に関する係数」「経年に関する係数」に於いて、算出根拠が不明で理解不能という見解が届いた。 ■ この件については、改めて取り上げたいと考えている。 ■ 本ブログがこれまでに取り上げた耐震診断調査結果捏造疑惑記事を列記 ■ 耐震診断結果を読み解く ■ 続・耐震診断結果を読み解く ■ 続・耐震診断結果を読み解く-解体・新築の既定化 ■ 続・耐震診断結果を読み解く-まとめ ■ もう一つの耐震診断 ■ 耐震診断をしたのはどこか ■ 第2回住民説明会を前にして-耐震診断結果の真偽
by yayoizaka
| 2009-07-11 15:22
| 20. 不条理
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