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1921年(大正10)の大火後の函館市不燃化政策を遂行するために、三戸義夫・荒木善三郎と共に、曽禰・中條建築事務所から1925年(大正14)市技手として迎えられたらしい。 時代が大正から昭和に変わろうとする変動の時、また、開拓使の時代が終焉し、新しく踏み出した大正という時代に何度となく大火に遭いながらも、当時の函館市は情熱と使命感に溢れた男たちが、力を奮うに足る気概のある場所であったと思う。この中で小南は1927年(昭和2)に市民会館と、岡田健蔵の悲願であった市立図書館を手掛け、1934年(昭和9)の大火からの復興には中心となって尽力した人物である。そしてその復興事業の中に弥生小学校は位置づけられる。 小南が曽禰・中條建築事務所で建築の実務にスタートを切ったこと、彼の年齢、そして当時の函館の状況、これれらが一人の男を技手から建築家へと変貌させていった過程がこの時期と重なると私には思えてならない。小南を通してその時代を思い、また、小南の残した建築を通してその時代が見えてくる。私は小南という建築家を通してこの保存の意義を伝えたいと考えている。
by yayoizaka
| 2008-04-02 00:04
| 09. 小南武一
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